まずは焦らずに、ハンカチかティッシュに水をしみこませて、こぼしてしまった部分をトントンと叩いてください。ゴシゴシと表面をこすってしまうのはNGです。
あくまで応急処置なので、正しい処置は本文を読んでくださいね!
〜〜以下、この記事の本文です〜〜
あなたもコーヒーにまつわるこんなハプニング経験はありませんか?
- 朝目覚めの一杯を飲もうとしたら、カップを倒してしまった
- 平日の昼休み、ランチ後に出されたコーヒーをこぼしてしまった
- PCを見ながら飲んでいたら、コーヒーを服に落としてしまった
こうした“うっかりハプニング”は誰に出も起こり得るものですよね。
そこでついタオルなどでゴシゴシとこすってしまうと、結局シミとして残る結果になってしまいます。
「コーヒー染みって一回付けたら取れなそう……」と最初からあきらめてしまう人もいますが、実はコツを覚えれば簡単に取ることが可能です。
そこで、今回はコーヒーが服についてしまった時の対処方法についてご紹介します。
コーヒーがついてしまった時の対処方法
もしうっかりコーヒーをつけてしまっても焦る必要はありません。
なぜならコーヒーの色素は水溶性。すぐに応急処置をすればたいてい取れるからです。
それでは、どんな対処方法があるのかを見ていきましょう。

①自宅で対処する方法
コーヒーのシミはどの家にもあるもので取れます。
コーヒーのシミ抜きには、特別な洗剤や道具は必要ありません。
実は台所用の中性洗剤、手洗い用の石けんといった、たいていどの家にも必ずある洗剤に、ハンカチやタオル、ティッシュなどで十分可能なのです。
②外出先で対処する方法
もし外出先でこぼしてしまい「洗剤がない!」という場合は、
応急処置として、
『手持ちのハンカチに水をしみこませて、シミ部分を軽くトントンと叩いてください』
叩くだけでもだいぶ薄くなるのでやってみましょう
ただしゴシゴシと布表面をこすってしまうのはNG
繊維の内部に色素がしみこんでしまうので注意してください。
コーヒーシミをとる手順
実際にコーヒーのシミをとりましょう。
乾いたハンカチやタオルで、シミ部分を軽くトントンと叩いて行きます。ポイントは決してこすらないこと、コーヒーの水分を抜き取ることです。
キッチン用の中性洗剤や手洗い用石けんなどを水で薄めた液体を、シミ部分に直接つけて、軽くトントン叩きます。途中シミの取れ具合を確認しながら、洗剤液を足していきます。
シミ部分を水で濡らしてさらに軽く叩いていき、最後に乾いたハンカチやタオルで水分を吸い取ります。
シミ抜き後の衣類は放置せず、すぐに洗濯機で洗います。

外出先でコーヒーがついてしまったら
仕事での打ち合わせや、カフェでのちょっとしたコーヒーブレイク中、もしコーヒーがついてしまったら困ってしまいますね。
そこで、自宅だけでなく外でもコーヒーを飲む機会の多い人におすすめのアイテムがあるのをご存知でしょうか?
それが『携帯用シミ取り』です。
バッグやポーチなどにも忍ばせておきやすいペンタイプのものや、1枚ずつ個包装されたティッシュタイプなどがあり、価格も200円台~1000円台とお手頃です。
このアイテムがあれば、外出先での万が一にも対応できるので、コーヒー好きの人は1つ用意しておいてもいいでしょう。
【プチ知識】コーヒーの色素はなに?
コーヒー豆が元々は焦げ茶色ではないのはすでにご存知の人も多いかと思いますが、あの色は焙煎(乾煎り)によるものです。
最初は薄緑がかった白いコーヒー豆も、焙煎することで「メイラード反応」と「カラメル化」という2つの化学反応が起こります。
- メイラード反応
アミノ酸と糖が過熱によって結びつくことで、芳ばしい香りと褐色の元になる反応。 - カラメル化
糖のみの加熱によって、褐色物質やカラメル独自の苦みをもつ物質になる反応。
この2つの反応によって、あのコーヒーの美しい色合い(色素)が生まれているのです。
コーヒー豆は焙煎をすればするほど褐色物質も増え、色も濃くなる傾向があります。
もしコーヒーが布に付着した場合は、早めに正しい方法でシミ抜きをしないと取れにくくなるので注意しましょう。

最後に
私もパソコンしながらコーヒーを飲んでいると、ついつい別のことに集中しちゃって、うっかりカップをこぼしてしまうことがあります。
その時、お気に入りのTシャツに飛び散ってしまって、シミができて唖然としたことがあります…
コーヒーのシミは、焦らず、こすらず、すぐに落とすのがルールです。
そんなに難しくはないので、たとえついてもあきらめないで対処してみてください。